“ふなこし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
船越60.0%
富名腰40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この人の青年のころといえば、嘉永かえいの頃なるべきか。海岸の地には西洋人あまた来住してありき。釜石かまいしにも山田にも西洋館あり。船越ふなこしの半島の突端にも西洋人の住みしことあり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
思わずその跡をつけて、遥々はるばる船越ふなこし村の方へ行く崎のほこらあるところまで追い行き、名を呼びたるに、振り返りてにこと笑いたり。男はとみればこれも同じ里の者にて海嘯の難に死せし者なり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
これはある年のムシボシの時分、尚泰王が安里あさと氏に話されたとの事でありますが、安里氏が那覇尋常高等小学校の訓導富名腰ふなこし氏を通じて私に告げられたのであります。
琉球史の趨勢 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
而して今日の盛況を見るに至つたことに就いては松濤富名腰ふなこし義珍先生を始とし、本部朝基、摩文仁賢和等諸先生の功労を讃ふると共に、県内に於ける宮城長順其他諸氏の功績を記して置く。
空手道の起原と其の沿革 (新字旧仮名) / 島袋源一郎(著)