“ふじばかま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
藤袴88.9%
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秋の野のだれのでもない藤袴ふじばかまはこの人が通ればもとの香が隠れてなつかしい香に変わるのであった。
源氏物語:44 匂宮 (新字新仮名) / 紫式部(著)
いたいけな藤袴ふじばかまが、それに押しつぶされ、かよわい女郎花おみなえしが、危なくそれを避けています。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
この時にと思ったのか、手に持っていたふじばかまのきれいな花を御簾みすの下から中へ入れて
源氏物語:30 藤袴 (新字新仮名) / 紫式部(著)