“ふくめつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
覆滅100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
脳髄に関する従来の汎世界的迷信を一挙に根柢から覆滅ふくめつさせて、この大悪魔「脳髄」の怪作用……ノンセンスの行き止まり……アンポンタンの底抜けとも形容すべき簡単、明瞭な錯覚作用の真相を
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そして景燿けいよう六年の秋、一挙に蜀中に攻め入って、その覆滅ふくめつぐべしと、鄧艾とうがい鍾会しょうかいを大将として、無慮数十万の大兵は、期して、魏を発し、漢中へ進撃した。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「つまりね、彼奴はわれわれの海底都市を覆滅ふくめつしようとしているのにちがいない。覆滅だ。分るかね、この海底都市を大破壊し、われわれを死滅させようと考えているんだと思う」
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)