“ふうようてきかあきしつしつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
楓葉荻花秋瑟々50.0%
楓葉荻花秋瑟瑟50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしは提げてきた正宗のびんを口につけて喇叭らっぱ飲みしながら潯陽江頭じんようこうとう夜送よるきゃくをおくる楓葉荻花秋瑟々ふうようてきかあきしつしつと酔いの発するままにこえを挙げて吟じた。
蘆刈 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
それは兎に角風流な気がした。が、翌朝になって見ると、潯陽江にそうろうと威張っていても、やはり赤濁りの溝川どぶかわだった。楓葉荻花秋瑟瑟ふうようてきかあきしつしつなどと云う、洒落れた趣は何処にもない。
長江游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)