“ふうかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
風懐80.0%
諷誡20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
戦勝祈願の参詣といい、都から風雅の友を招いての連歌の催しといい、光秀の風懐ふうかいと余裕を疑うものは誰とてない。日頃の光秀の人がらに照らしてみても、この際
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
日本料理は器物の選択を最も緊要となす。ここにおいてその法全く特殊の芸術たり。盃盤の選択は酒楼にあつてはただちに主人が風懐ふうかい如何いかんうかがはしめ一家にあつては主婦が心掛の如何を推知せしむ。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
これは考えものだ……ことに今日のような頽廃たいはいを極めた時代を、かえって諷誡ふうかいしているような文字とも思われるが、しかし、よく考えてみると、古来、日本武人の一面には
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)