“ぴつたり”の漢字の書き方と例文
語句割合
密接100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
婀娜なまめかしい襦袢の袖が縺れて、男の肩に纏綿まとはる。背後から靠掛もたれかかる樣に抱きついて密接ぴつたり顏を押し附けると、切なげに身を悶えて
二十三夜 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
お定は男の胸に密接ぴつたりと顏を推着おしつけた儘で、強く頭を振つた。男はもう無性にお定が可憐いぢらしくなつて
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)