“びょうぞく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
苗族66.7%
猫族33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして黄河の流れに添いつつ次第にふえ、苗族びょうぞくという未開人を追って、農業をひらき、産業をおこし、ここに何千年の文化を植えてきたものだった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
陝西せんせいの北部といえば、まだ未開の苗族びょうぞくさえ住んでいる。人文に遠い僻地へきちであることはいうまでもない。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
真っ暗な風の中を、まっしぐらに駈けてゆく白い足と、うしろに流れる髪の毛とは、魔性ましょう猫族びょうぞくでなくて何であろう。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)