“びゃくうせん”の漢字の書き方と例文
語句割合
白羽扇100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
死せりとばかり思っていた孔明は白羽扇びゃくうせんを持ってその上に端坐している。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
孔明は素輿そよ(白木の輿)に乗って陣中を見まわり、常のごとく、黄巾こうきんをいただき白羽扇びゃくうせんを持ち、その出入を見るや、衆軍みな敬して、進止しんし軍礼、一のみだれも見ることができません、……実に
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「三国志演義」のうちの本文にしばしば見るところの——身に鶴氅かくしょうを着、綸巾りんきんをいただき、手に白羽扇びゃくうせんを持つ——という彼の風采の描写は、いかにも神韻しんいんのある詩的文字だが、これを平易にいえば
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)