“びしゃもんどう”の漢字の書き方と例文
語句割合
毘沙門堂100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第二の高時、第三の高時、総じて、不逞なる仮面の敵を、誅罰ちゅうばつしきらぬうちは、この信貴山しぎさん毘沙門堂びしゃもんどうの軍はめったに解くわけにはゆかぬ
ここは城中の毘沙門堂びしゃもんどうとよぶ一閣である。堂作りの建物であるが、信玄の居室、書院、評議の間、使者の間などことごとく備わっている。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
勝頼も、その日は、兵馬の事を廃して、毘沙門堂びしゃもんどうのうちにつつしみ、眼に新緑を見ず、耳に老鶯ろうおうを聞かないこと三日にわたっていた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)