“びくん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
微醺97.3%
微勲2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
微醺びくんをおびていることもあった。見本に並べてある絵の中にはその人の自画像もあって、それには「ひょっとこのいのち」と傍書してあった。
落穂拾い (新字新仮名) / 小山清(著)
老病ほど見たくでもなくいまいましきものはなし……酒のみても腹ふくるるのみにて微醺びくんに至らず物事にうみ退屈し面白からず。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
自分、年二十三にして、初めて、国内平定の業一まず備わり、微勲びくん天聴てんちょうに達するところとなり、かしこくも、叙位任官の優寵を賜う。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)