“ひらど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
平戸91.7%
平土8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平戸ひらどの海浜で猴がアワビを採るとて手を締められ岩に挟まり動く能わず、作事奉行さくじぶぎょう川上某を招く故行って離しやると、両手を地に付け平伏して去ったとあるが
肥前平戸ひらどの西方には江袋湾と言う入江があって、その地形は法のごときフクラであるのをもって考えると、九州のフクロは別にあるいはフクラの後訛かも知れぬ。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
私はまた五島ごとう平土ひらどの船頭衆から長崎や島原の歌も聞いた。年の師走には市が立つてそれらの珍客を載せた大船はいつも四十艘五十艘と港入りした。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)