“ひらあぐら”の漢字の書き方と例文
語句割合
平胡坐100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
隣のおでん屋の屋台が、軒下から三分が一ばかり此方こなた店前みせさきかすめた蔭に、古布子ふるぬのこ平胡坐ひらあぐらつぎはぎの膝かけを深うして、あわれ泰山崩るるといえども一髪動かざるべき身の構え。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と前はだけの平胡坐ひらあぐら、ぬいと腕まくりで突出したのが飯喰茶碗。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
医師せんせいはむくむくと起きて、平胡坐ひらあぐらで、枕をおとがい突支つッかって
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)