“ひゃくせつふとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
百折不撓66.7%
百折不倒33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
耶蘇やそ教をチベット人に伝えようとして百折不撓ひゃくせつふとうの精神をもって、熱心に布教に従事して居られるのは実に感服の至りであるけれども
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
三位から討幕の秘計を諄々じゅんじゅんと聞かされてみると、今度はその内容に於て、実際恐れ入った、我々の考えている以上の周密と、思っている以上の大胆と、百折不撓ひゃくせつふとうの決心を持っておられるには驚いた。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
しかしながら、この物語の主眼はむしろ前半の、三少年の海洋と孤島にける冐険生活にある。次々と襲い来る艱難かんなんを、少年の智慧ちえ工夫くふうによって一つ一つ克服して行く、百折不倒ひゃくせつふとうの精神にある。
新宝島 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)