“ひばん”の漢字の書き方と例文
語句割合
非番100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「不孝者め。困った奴だ。あしたは非番ひばんだから、おれも探しに出よう。まだほかにも心あたりはある」
半七捕物帳:69 白蝶怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
非番ひばんか閑散の人を一人世話してくれと頼んだ。これは正直恐れ入った本当の謙遜けんそんである。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
堀は前役ぜんやく矢部駿河守定謙やべするがのかみさだかたのちいで、去年十一月に西町奉行になつて、やう/\今月二日に到着した。東西の町奉行は月番交代つきばんかうたいをして職務をおこなつてゐて、今月は堀が非番ひばんである。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)