“ひばな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
火花68.2%
火華27.3%
花火4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし青ざめたピカ/\光る火花ひばなが、私が眺めてゐた雲の中からほとばしると、メリ/\、ガラ/\といふ音と直ぐ傍で鳴り渡る轟きが聞えた。
昏倒しそうな衝動が慎作を一種の無感覚に誘ったが、次の刹那せきを切った怒濤の様なものが、爆発した火華ひばなの様なものが、全身を狂い廻った。
十姉妹 (新字新仮名) / 山本勝治(著)
今宵丁度汽船が闇の空へ花火ひばなを散らして、波を破つて進んで行き、廊下では番兵が小銃を杖に突いて転寝うたゝねをしてをり、例の薄暗いランプの火が絶え絶えに廊下から差し込んでゐる時