“ひだりめ”の漢字の書き方と例文
語句割合
左眼100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その横顏を健は昵と凝視みつめてゐた。齡は三十四五であるが、頭の頂邊が大分圓く禿げてゐて、左眼ひだりめが潰れた眼の上に度の強い近眼鏡をかけてゐる。
足跡 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
(『僧正の旅籠はたご悪魔の腰掛けにて良き眼鏡四十一度十三分北東微北東側第七の大枝髑髏どくろ左眼ひだりめより射るより弾を通して五十フィート外方に直距線』)
黄金虫 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
齢は三十四五であるが、頭の頂辺てつぺん大分だいぶまろく禿げてゐて、左眼ひだりめが潰れた眼の上に度の強い近眼鏡をかけてゐる。小形の鼻がとんがつて、見るから一癖あり相な、抜目のない顔立である。
足跡 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)