“ひだりどもえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
左巴66.7%
左靹絵33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兵馬が誰にも怪しまれなかったのは、左巴ひだりどもえの紋のついた六所明神の提灯のおかげです。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
実に我紋は左巴ひだりどもえなり、汝が著せしは右巴なりといはれて、ついに此論みてたり
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
一家惣領そうりょうの末であった小山小四郎が田原藤太相伝のを奉りしより其れに改めた三左靹絵ひだりどもえの紋の旗を吹靡ふきなびかせ、凜々りんりんたる意気、堂々たる威風、はだえたゆまず、目まじろがず、佐沼の城を心当に進み行く
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)