“ひこだけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
彦岳50.0%
彦嶽50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「我子とは紀州のことなり」源叔父はしばしこぐ手を止めて彦岳ひこだけかたを見やり、顔赤らめていい放ちぬ。怒りとも悲しみとも恥ともはた喜びともいいわけがたきこころむねきつ。
源おじ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
肥後の山鹿やまがでは下宮の彦嶽ひこだけ権現の山と、蒲生がもうの不動岩とは兄弟であったといっております。権現は継子ままこで母が大豆ばかり食べさせ、不動は実子だから小豆を食べさせていました。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)