“ひげそ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
髭剃57.1%
髯剃28.6%
鬚剃14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
午後から、半蔵は宿のかみさんに自分の出先を断わって置いて、柳原の方にある床屋をさして髭剃ひげそりに出かけた。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
コントラ・ソシアル街らしい一つの街路に達した時、一発の銃弾が、どこからともなくやみを貫いてき、そばをかすめ過ぎ、すぐ頭の上で、ある理髪屋の店に下がっていた銅の髯剃ひげそざらに穴をあけた。
円珍十兵衛が家にもいたりて同じことをべ帰りけるが、さてその翌日となれば源太は鬚剃ひげそ月代さかやきして衣服をあらため、今日こそは上人のみずから我に御用仰せつけらるるなるべけれと勢い込んで
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)