“ひきなわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
曳索50.0%
牽索50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少しでも風の吹きそうな気配けはいもないので、ボートを下して水夫を乗り込ませ、船を曳索ひきなわで曳いて、島の角を𢌞り、狭い水路を上って、骸骨スケリトン島の蔭の碇泊所まで三四マイル行かねばならなかったのだ。
装填そうてんし照準を定め牽索ひきなわを張り発射しまた装填するまで、射的場の精確さらに実戦の熱を加えて、火災は起こらんとするに消し、だんは命ぜざるに運び、死亡負傷はたちまち運び去り
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)