“ひいたずら”の漢字の書き方と例文
語句割合
火悪戯100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし智謀の質でない者が、智をもてあそぶ場合は、もっと危険な火悪戯ひいたずらとなるこというまでもない。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「お兄様。あなた方の遊ばしているおくわだてを見ていると、お心だけは雄々しくても、さる事は、おさない者の火悪戯ひいたずらのようです。すぐにそう事をこわすことばかり勇ましがっていらっしゃる」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ただあなたの火悪戯ひいたずらは、あなたと信長のあいだに止まらず、国々へ飛び火する。庶民を苦します。——いや、何よりも、御宸襟ごしんきんをなやまし奉る。その罪の大を、ちとお考えあられたがよい
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)