“ばいかん”の漢字の書き方と例文
語句割合
陪観100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
福知山藩では今日の試合に公然と女の陪観ばいかんを許さなかったので、よそながら矢来の外で胸躍らせていたのであった。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
気稟きひんはまだ青年に劣らず、眉にも頬にも化粧をほどこし、きょうをはれと装ったのであるから、陪観ばいかんの外国人の群れ——耶蘇会ゼスイットの代表者などもみな驚目をみはって
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
桟敷さじきには、近衛このえ殿もおられたし、主人役の信長のほか、穴山梅雪、長雲、友閑、夕菴せきあん、長安などの年寄衆、小姓衆、そのほか徳川家の家臣もいながれて陪観ばいかんしていた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)