“はんもく”の漢字の書き方と例文
語句割合
反目100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とるにたらぬ噂とは思うていたが、将と将とのあいだに、もし、さような反目はんもくがあるとせば、これは三軍の亀裂きれつ、ゆゆしいひがごとだ。案じられぬわけにゆかん。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それが当年六十路むそじあまりのおばアさんとは、反目はんもく嫉視しっし氷炭ひょうたん相容あいいれない。何ということ無しにうつらうつらと面白く無い日を送って、そして名の知れない重い枕にいた。
白い光と上野の鐘 (新字新仮名) / 沼田一雅(著)