“はんかんくにく”の漢字の書き方と例文
語句割合
反間苦肉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、かれ一りゅう反間苦肉はんかんくにくさくをほどこし、奇兵きへいをだして、躑躅ヶ崎の館をうばった。それは、伊那丸いなまるが京都へいっているあいだのできごとであった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それがしが立ち帰る折、主君信長様には、ひそかに自分を一室へ召されて、藤吉郎、そちは兵法の反間苦肉はんかんくにくということを知らぬな、というお叱言こごとなのだ。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が、その反間苦肉はんかんくにくをほどこした曹操のほうからみれば、いまや彼の軍は、西涼の馬超軍に対して、完全なる
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)