“はるのや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
春廼家50.0%
春廼舎50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
他も、千歳、千草、春廼家はるのやと日本風の名が多いが、まれには銀サロンなどというのもある由。
艶色落語講談鑑賞 (新字新仮名) / 正岡容(著)
串戯じやうだんはよして、私が新しい物に初めて接したやうな考へをしたのは、春廼家はるのやさんの妹と背かゞみで、其のころ書生気質は評判でありましたけれども、それは後に読みました。
いろ扱ひ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
相当に売れもし評判にもなったが半ばは合著の名を仮した春廼舎はるのやの声望にるので、二葉亭としては余りありがたくもなかった。
二葉亭追録 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
紅葉勃興ぼっこう当時の文壇は各々私交はあっても団体的に行動する事はなかった。春廼舎はるのやつや半峰居士はんぽうこじ伯牙はくがにおける鍾子期しょうしきの如くに共鳴したが、早稲田わせだは決して春廼舎を声援しなかった。