“のこりざけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
残酒100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
真澄ますみはその晩も台所へ往って、酒宴さかもりの後しまつをしているじょちゅうから、二本の残酒のこりざけと一皿のさかなをもらって来て飲んでいた。
岐阜提灯 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
祭や祝宴の翌日を瓶底飲かめぞこのみ、または残酒のこりざけなどと称して、女までが集まって飲食したのは、つまりはその酒が、時に入用なだけしか造られなかった証拠である。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
北国一帯ではまた是を残酒のこりざけとも呼んでいた。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)