“のうしんとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
脳震盪84.2%
脳振盪5.3%
脳震蕩5.3%
脳震蘯5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえ、ガソリンに火がつかなくとも、人間は脳震盪のうしんとうかなんかを起して、死んでしまうはずです。生ているなんてことは、考えられませんなあ
火星兵団 (新字新仮名) / 海野十三(著)
けれども私が、脳振盪のうしんとうを起して倒れたとすれば、諸君のわらいは必ず倫理的の同情に変ずるに違いありますまい。
教育と文芸 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
脳震蕩のうしんとうでも起したようなぐあいであるが、続いていきなり笑いだした。
半之助祝言 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
キンチャコフは、不運にも、ゴンドラが地上に激突したとき、当りどころが悪くて脳震蘯のうしんとうを起こし、そのままあの世へってしまったそうである。
空中漂流一週間 (新字新仮名) / 海野十三(著)