“にんぺい”の漢字の書き方と例文
語句割合
仁平100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
久安六年正月六日正五位下、翌仁平にんぺい元年正月六日従四位下。仁平三年四十歳、院の仰せにより『久安六年百首』を部類分けして奉った。仁安にんあん二年、清盛太政大臣となった年、俊成と改名、五十四歳。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
それから年のこよみが四たび変わって、仁平にんぺい二年の春が来た。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
あの名高い江家ごうけ文庫が、仁平にんぺいの昔に焼亡して、とびらを開くいとまもなく万巻の群書片時に灰となつたと申すのも、やはりうまの刻の火であつたことまでが思ひ合はされ
雪の宿り (新字旧仮名) / 神西清(著)