“にわとこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
接骨木80.0%
接骨気10.0%
陸英10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その馬群が投げられた球を追って道端の柵までどっと押し寄せる気配いを受けて、高くいなないてダクを踏んだ馬が一つ、小田島の行手の道の接骨木にわとこの蔭に居る。
ドーヴィル物語 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
枝の禿びた接骨気にわとこの木を目あてにしてその傍からおりていることもたしかに判っているので、他へ往っている気づかいはないのであった。
馬の顔 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
車屋さんの安産論が身に沁みたのか、春日様の境内にあったやどり木神社というのが特に僕の注目を惹いた。いす、藤、椿、南天、陸英にわとこ、桜、楓の七種が一本になって覚束なく生えている。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)