“なりただ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
成忠66.7%
就忠33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この年十二月十日に、法皇は五条内裏をお出ましになられて、大膳大夫成忠なりただの宿所、六条西洞院にしのとういんへ移られた。
女は、中宮ちゅうぐう仕えの少弁しょうべんつぼねといい、伊賀の権守ごんのかみたちばな成忠なりただの娘だった。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
元就が鼓の浦へ上陸しようとする時、雨がしきりに降ったので、輸送指揮官の児玉就忠なりただが、元就に唐傘をさしかけようとしたので、元就は拳を以て之を払除けた。
厳島合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)