“なぽれおん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ナポレオン
語句割合
奈破崙33.3%
奈翁33.3%
那破崙33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弟の義經、範頼にも碌に福を分たぬのみならず、卻つてわざはひを贈つたのである。頼朝の家の爲に死力を出す人は少く、平家に忠臣の多かつたのも、偶然では無い。奈破崙なぽれおんも亦能く福を分つた人である。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
諒闇りょうあんの黒布を瞬く間に全天におおうたり、摩天まてん白銅塔はくどうとうを見る間に築き上げては奈翁なぽれおんの雄図よりも早く微塵みじんに打崩したり、日々眼を新にする雲の幻術げんじゅつ天象てんしょうの変化を、出て見るも好い。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
將士忠勇にして武威烈々たるのは一大福であるが、之を惜まざれば、福の終に去ることは、黄金を惜まざれば、黄金の終に去ると同じ事である。那破崙なぽれおんは曠世の英雄である。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)