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なにやつ
ふりがな文庫
“なにやつ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
何奴
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何奴
(逆引き)
「無礼なり
何奴
(
なにやつ
)
なれば、われを野良犬と
詈
(
ののし
)
るぞ」「無礼なりとは
爾
(
なんじ
)
が事なり。わが飼主の打取りたまひし、
雉子
(
きぎす
)
を爾盗まんとするは、言語に断えし
無神狗
(
やまいぬ
)
かな」
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
それを聞く嬉しさ、身も浮くばかりに思う傍から、
何奴
(
なにやつ
)
かがそれを打ち消す、平田はいよいよ出発したがと、信切な西宮がいつか自分と差向いになッて慰めてくれる。
今戸心中
(新字新仮名)
/
広津柳浪
(著)
「これは尋常の眠りではない!
五更呪縛
(
ごこうじゅばく
)
の妖術によって
睡眠
(
ねむり
)
の中へ引き込まれ、前後を失ったに相違ない! それにしてもいったい
何奴
(
なにやつ
)
めが、かかる妖術を使ったものぞ」
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
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(24作品)
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