“ながゐかふう”の漢字の書き方と例文
語句割合
永井荷風100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もつとも女に惚れられても、大した損はする男にあらず。永井荷風ながゐかふう、ゴンクウル、歌麿等うたまろらの信者なりしが、この頃はトルストイなどをかつぎ出すことあり。
学校友だち (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
近来随筆の流行漸く盛んならんとするに当つて、随筆を論ずる者、必ず一方いつぱう永井荷風ながゐかふう氏や、近松秋江ちかまつしうかう氏を賞揚し、一方に若い人人のそれを嘲笑てうせうする傾向がある。
解嘲 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
(こはつと永井荷風ながゐかふう氏の「日本の庭」の一章たる「梅」の中に道破せる真理なり。文壇は詩人も心臓以外に脳髄を有するの事実を認めず。これ予に今日こんにちこの真理を盗用せしむる所以ゆゑんなり。)
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)