“なかだる”の漢字の書き方と例文
語句割合
中弛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
橋は、雨や雪にしらっちゃけて、長いのが処々ところどころうろこの落ちた形に中弛なかだるみがして、のらのらとかかっているその橋の上に茫然ぼんやりと。
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
もっとも時ったか、竹も古びて、縄も中弛なかだるみがして、草に引摺ひきずる。またいで越すに、足を挙ぐるまでもなかったけれども、路に着けた封印は、そう無雑作には破れなかった。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)