“どろぐつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
泥沓50.0%
泥靴50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
田夫でんぷ野人やじんと呼ばれる彼らのうちには、富貴の中にも見られない真情がある。人々は、食物を持って来て玄徳に献げた。またひとりの老媼おうなは、自分の着物の袖で、玄徳の泥沓どろぐつを拭いた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しめたと思って晩成先生泥靴どろぐつを脱ぎ足を洗って導かるるままに通った。入口のへやは茶の間と見えて大きなが切ってある十五、六畳の室であった。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)