“どろあし”の漢字の書き方と例文
語句割合
泥足100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「こらこら、そんな所為まねをする」と二葉亭はやさしく制しながらも平気で舐めさしていた。時に由ると、嬉しくて堪らぬようにあとから泥足どろあしのまま座敷まで追掛けて来てジャレ付いた。
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
しかし最後に感じたものはそれらの感情よりも遥かに大きい、何とも云われぬ気の毒さである。たっとい人間の心の奥へ知らずらず泥足どろあしを踏み入れた、あやまるにもあやまれない気の毒さである。
文章 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)