“とんしょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
屯所100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
屯所とんしょの小屋はテントがわりに、文字通り一夜の露をしのげば足りた。鍬やのこぎりやホソなどを外気にさらさせないためのものであった。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
その線にったところどころには武装巡警の屯所とんしょを設けて、内外の交通を断ちきってしまう。必要に応じては鉄条網をはりめぐらすこともある。
霧の蕃社 (新字新仮名) / 中村地平(著)
しかし、ふと右手の街角にアメリカの駐屯兵の屯所とんしょが見えた。彼はいきなりその並んだ軍服の列の中へ飛び込んだ。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)