“とっかく”の漢字の書き方と例文
語句割合
突角100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ずんずんこちらへ歩いて来て、お雪ちゃんと当面の巌の直ぐ突角とっかくのところまで来ると、そこにずっと結びめぐらしてあった丸太の手すりに無雑作むぞうさに腰をかけてしまったものですから、お雪ちゃんが
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そうして自身は制服のままお台場の突角とっかくに立って海上を見渡していると、やや暫くしてから足下の石垣をゾロゾロい登って来る者が居る。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
一笑を冷やかに浴びせると、信長は静かに、駒首立てて、全軍の突角とっかくまで出て行った。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)