“とくぼく”の漢字の書き方と例文
語句割合
禿木100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのへやは上田敏氏や、平田禿木とくぼく氏や、与謝野晶子女史やが泊りつけのもので、私にはとりわけ昵懇なじみが深かつた。
それに平田禿木とくぼく君が主なる相談対手あいてになり、北村君と私とも雑誌に関係する事になった。
北村透谷の短き一生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
平田禿木とくぼく君も言うように、上田敏君は「文学界」が生んだ唯一の学者である。その上田君の学者的態度をもってしてもこの国独自な希臘ギリシャ研究を残されるところまで行かなかったのは惜しい。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)