“といただ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
問糺33.3%
問訊33.3%
問質33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
早う嫁さんをりなさいな。小串にちょうどよさそうなのがあって、東屋の爺さんが話を持ってきたから、も一度よく問糺といただして、なるべくならあれにでも極めたいと、お父さんが言うておった。
入江のほとり (新字新仮名) / 正宗白鳥(著)
耕吉は半信半疑の気持からいろいろと問訊といただしてみたが、小僧の答弁はむしろ反感を起させるほどにすらすらとよどみなく出てきた。年齢は十五だと言った。
贋物 (新字新仮名) / 葛西善蔵(著)
こう切り出した居士は、何故に学問をしないのかという事を種々の方面から余に問質といただすのであった。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)