トップ
>
でんこく
ふりがな文庫
“でんこく”の漢字の書き方と例文
語句
割合
伝国
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伝国
(逆引き)
「彼の手には、
伝国
(
でんこく
)
の
玉璽
(
ぎょくじ
)
がある。それでだろう。——しかし、衆口のささやき伝える力のほうが怖しい。実現するかもしれないな」
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
小人
(
しょうじん
)
珠
(
たま
)
を抱いて罪あり、例の孫策が預けておいた
伝国
(
でんこく
)
の
玉璽
(
ぎょくじ
)
があったため、とうとうこんな大それた人間が出てしまったのである。
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
淮南
(
わいなん
)
の
袁術
(
えんじゅつ
)
も一時は自ら帝位を冒していましたが、自製皇帝の位も持ちきれなくなり、兄袁紹へ例の
伝国
(
でんこく
)
の
玉璽
(
ぎょくじ
)
を贈って、兄に皇帝の名を取らせ、自分は実利をせしめんものと
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「——これは
伝国
(
でんこく
)
の
玉璽
(
ぎょくじ
)
です。まぎれもなく、朝廷の玉璽でございます」
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「かねて、お手許へお預けしておいた
伝国
(
でんこく
)
の
玉璽
(
ぎょくじ
)
ですが、あれは大切なる故人孫堅の
遺物
(
かたみ
)
ですから、この際お返しねがいたいものです。——もちろん、当時拝借した兵馬に価する物は、十倍にもしてお返し申しますが」
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
でんこく(伝国)の例文をもっと
(3作品)
見る