“てんまぐみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
天満組100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さて、このあとの御沙汰が、吉とくるか、凶とくるか。……この書付一本が、天満組てんまぐみの俺たちや、甲賀家のお千絵様、また弦之丞様たちが、一生涯浮沈ふちんの分れ目……」
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天満組てんまぐみの一部の者や、また江戸方の隠密おんみつ中に、執念しゅうねく目をつけているやからがありますとやら
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
無論そうなれば、あのお方一代のほまれ、甲賀の家にもふたたび花が咲こうし、十年以上も暗闇の手探りをしていた天満組てんまぐみの俺たちも、さすがに目がいていたといわれるだろう——。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)