“てんちゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:テンチュウ
語句割合
天誅89.5%
天宙5.3%
天柱5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天誅てんちゅう」の文字が江戸の市中にも流行はやり出して来て、市民を戦慄せんりつさせたのはそれから幾らもたたない時でありました。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
とたんに、朱柄あかえやりは、一本の火柱のごとく、さッと五本の乱刀を天宙てんちゅうからたたきつけた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この岸壁だけを見ていると、実際天柱てんちゅうくだけ地軸も折れたかという感じが出るが、ここから半町とは離れない在来の地盤に建てたと思われる家は少しも傾いてさえいないのである。
静岡地震被害見学記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)