“てんきゅうのぶとよ”の漢字の書き方と例文
語句割合
典厩信豊100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天正てんしょう十年の春も早くから、木曾口きそぐち信濃口しなのぐち駿河口するがぐちの八ぽうから、甲斐かい盆地ぼんちへさかおとしに攻めこんだ織田おだ徳川とくがわ連合軍れんごうぐんは、野火のびのようないきおいで、武田勝頼たけだかつより父子、典厩信豊てんきゅうのぶとよ、その他の一族を
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
宿老の面々をはじめ一族の典厩信豊てんきゅうのぶとよまでが、いつのまにかここに姿がない。聞けば今朝暗いうちからの混雑に乗じて、各〻郎党を連れて、自分自分の在所や城へのがれ去ってしまったというのである。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)