“てつぶた”の漢字の書き方と例文
語句割合
鉄蓋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この船の料理部屋の背後うしろの空隙なんかへ行く連中は、ドン底の水槽タンク鉄蓋てつぶたまで突き抜けた鉄骨の隙間すきまに、一枚の板を渡して在る。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
消防自動車は、ヨロヨロよろめきながら、燃えあがる建物めがけて、驀進ばくしんしていった。二人の消防手は、いつの間にか、舗道ほどうの消火栓の前で、力をあわせて、重い鉄蓋てつぶたをあけようと試みていた。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
重い鉄蓋てつぶたを、蜂矢はうまくつりあげて、横へたてかけた。
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)