“つつい”の漢字の書き方と例文
語句割合
筒井100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一束の白い菜をかかえた夫は、の子のうえに白い菜を置いたが、筒井つついはそれがどうして手にはいったかをたずねるには、あまりに解り切ったことだった。
津の国人 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
また堂衆の一人、筒井つつい浄妙明秀じょうみょうめいしゅうは黒皮縅の鎧に五枚兜の緒をしめ、二十四本の黒ほろの矢を背に白柄の大長刀を掴んで橋に一人進み、轟く大音声をあげた。
筒井つつい入道定次さだつぐの所領であったものを、家康が没取して、これを藤堂とうどう高虎に与え、その藤堂藩は、昨年、入部してから、上野城を改築し、年貢ねんぐの改租やら治水やら国境の充実やら
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)