“つじつじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
辻々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
到る処辻々つじつじの群衆に対して、次の年の吉凶禍福きっきょうかふくを、神の言葉として触れあるいたようである。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ポスターのり出された翌朝、それらの辻々つじつじは、又別の意味で、黒山の人だかりであった。
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
会社の徽章きしょうの附いた帽をかぶって、辻々つじつじに立っていて、手紙を市内へ届けることでも、途中で買って邪魔になるものを自宅へ持って帰らせる事でも、何でも受け合うのが伝便である。
独身 (新字新仮名) / 森鴎外(著)