“ちんせいざい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鎭靜劑50.0%
鎮静剤50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで、ベシーは、彼女に鎭靜劑ちんせいざいを一杯飮ませようとした。そして、やつとのことで成功した。やがて、直ぐにリード夫人は、前より落着いて來て、うと/\となつた。それで私は出て行つた。
……そいつを僕の枕元の鎮静剤ちんせいざいの中に、すこしずつひねり込んでいるんです。そうして誰にもわからないように、僕の生命いのちを取ろうとしているのです……僕は時々頭から蒲団ふとんかぶくせがありますからね。
狂人は笑う (新字新仮名) / 夢野久作(著)