“ちんかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
沈酣40.0%
陳侃40.0%
珍漢20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
田能村竹田の山中人饒舌さんちゅうじんじょうぜつは「予、宮本武蔵ノ画布袋ほてい図ヲ蔵ス、筆法雋頴けいえい、墨色沈酣ちんかん阿堵あと一点、突々人ヲ射ル。又、設色馬十二題図ヲ観ル、朱ヲ施シ粉ヲテンジ、濃厚ヲ極ム、而シテ俗習ナシ、鞍鞭鑑諸具ニ至リテハ、古式ヲ按ジテ之ヲ作ル」
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
明の嘉靖七年(今から三百八十六年前)尚清しょうせい王(尚真王の子)の時、琉球に使した冊封使さっぽうし陳侃ちんかんという人が書いたのであるが、沖縄の民族的宗教全盛代の有様を写すことがこのように詳細であります。
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
話が次第にとん珍漢ちんかんになるのを、重吉はっぱい顔をして眺めております。