“ちょうこうぜつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
長広舌80.0%
長口舌20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この家の主人中川は平生へいぜい食物論を研究すると見えてしきり長広舌ちょうこうぜつふる
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
その間レヴェズは、タラタラと膏汗あぶらあせを流し、野獣のような血走った眼をして、法水の長広舌ちょうこうぜつに乗ずる隙もあらばと狙っていたが、ついにその整然たる理論に圧せられてしまった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
愛之助は怪老人の長口舌ちょうこうぜつを聴いている内に、当然あることに思い当っていた。講演が終るのを待ち兼ねて、それを訊ねないではいられなかった。
猟奇の果 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)